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モミ(from PawPaw)

PawPaw(ポーポー)・・・モミ(Vo・Pf)、ノグチマサト(G)、アベトモヒロ(Dr)からなる3人編成のバンド。当初6名で構成していたがメンバーチェンジを繰り返し2011年現在の構成となる。イラストレーターの「ナガノチサト」がアートワークを担当。少ない線で構成しながらも有機的な世界感がPawPawの音楽を押し広げる。ライヴではシーケンサー類を一切使わず、生のサウンドにこだわりを見せながらも打ち込みのごとく緻密でアグレッシヴなドラミングと絶妙なヴォイシングを聴かせるガットギターの絡みで、エレクトロニカ的なアプローチを見せる不思議なサウンド。
宮内優里やcokiyuなど一線で活躍するアーティストからも注目を浴びる。2011年3月に開催されたモナレーベルオーディションで審査員特別賞を受賞。今、話題沸騰中の宮内優里が定期的に配信している「ほんじつのおんがく」で楽曲が採用されたことでフォークトロニカのシーンを中心に人気が高まってきている3人組。

――バンド活動は何時頃から?結成したきっかけは?

私が入ってからは2年くらい経ちますね。
今はPawPawというバンドでやってるんですけど、その前に、ギターのノグチとドラムのアベと、他に4人の前身バンドがありまして、そのバンドのメンバーがやめると同時に私が入ってっていう感じですね。
私は、もともとキーボードとコーラスでバンドに入ったんですけど、その時のメインボーカルが抜けるってなって。解散するかなってなったんですけど、3人でも続けていけると思うから頑張ろうってなって。
で、私が、ボーカルをやることになり、1年半くらい経ちました。
(――3人編成になった時に、曲の感じとか色々変わったりとか?)
そうですね、ボーカルを引き継ぐことで、音の高さとか全然違うのでキーを下げたり上げたりってことで試行錯誤したりとか。けど、全体的にはあまり変わってないと思います。


――ユニークなバンド名ですが由来は何ですか?

私が入った時にはPawPawでした。メンバーは適当に響きがいいから、特に理由はないって言ってました。でも、みんなが気に入ってます。後から知ったんですけど、インターネットで調べたらペットのことを"ポーポー"って言うらしいんです。だからやっぱり、かわいい意味になっています。別に意識はしてないんですけど、「あ、そうなんだ」っておもって。(PawPawの楽曲には)動物の歌詞も結構あって、リンクしてる部分もあるかなって思います。


――バンドのコンセプトはなんですか?
3人しかいないので、まず音楽的な面ではベースレスで特殊な感じなんですけど、一人ひとりがちゃんと成り立って、なおかつ、まとまって聞こえるような音楽を届けたいなといつもおもっています。個人的な感じだと、歌詞ってライブだとあんまりわからない人とかいるので、歌詞って大事じゃないですか、いい歌詞なのではっきり歌うように心がけていますね。
バンドで話しているのは、例えば『黒い森』のミュージックビデオもそうですけど、絵本を読んでいる感じのような音楽をコンセプトにしています。歌詞が現実的ではなくって、物語性があったり、聴いてる人が自分で想像を膨らませて聴けるような歌詞が多いので、そういったところがありますね。
(――童話のような?)
そうですね。

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――楽曲制作、歌詞制作の分担はありますか?

分担とかは、特にないんですけど、主に、ギターのノグチが作詞作曲していますね。最近、私が歌詞だけ作ったりっていうのは始めたばっかりで、ほとんどノグチの曲ですね。
自分の作詞した曲は、この間、ライブで二回目の演奏をしましたね。


――アコースティックという表現スタイルを選んだ理由は?

前身バンドの時からアコースティックだったんですけど、メンバーが入れ替わった時に、1からやり直すっていうよりは、引継いでさらに洗礼してうちららしくアレンジしてやろうってなりました。私が入った時には、もともとベースも探していたんですけど、なかなかいい人に出会えず、無理やり入れるより・・・「いっか」みたいな感じで(笑)、気づいたら、このメンバーで活動していました。
ライブ自体、そこまでロックっぽいハコではやらないんですけど、ベースがいなくても、変にベースを意識しないでやろうと。
今は、CDとかは結構ゆったりですけど、結構ドラムも激しくたたいていますし、ギターも結構激しく弾いています。さらにドラムはベースがいないからこそ余計目立ってる。でも、アベには抑えて叩いてほしい訳じゃなくて、それぞれに重きをおいて、逆にそれにのせてみたいな感じで考えています。


――ライブではどういったところに着目してほしいですか。


まず、編成が面白いので、ベースがいないバンドなんだあって。
また、CDの音源はパソコンでいろんな音を重ねて結構いじっているんですけど、ライブでは、パソコンを使わない、生音だけでやることにこだわっています。CDを聴いてくださった方には、全然違うって思えるんですよ、ライブは。
(――CDを聴いたことがなく初めてライブで聴く方にはどういったところを着目してほしいですか?)
全体的にみたらかわいい系の音楽かもしれないけど、一人一人はすごい生き生きしていて、勢いのいいドラムにギターのシンプルなリフがのってたりするので、そういったところを見てもらいたいな。あと、よくノグチがライブで使っているクラシックギターが、ちょっと変わっているから、面白いギターですねとよく言われます。音的にも、ギターが一番鍵をにぎっているというか。ノグチは恥ずかしがるかもしれないですけど。笑)
私たちもすごい楽しくやっているので、それが伝わるといいなっておもいます。

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――itunesでアルバム曲の販売をされていますが、現在販売中、または今後の音源などの情報はありますか?
itunesでも発売しているんですけど、『いつかの夢』っていうタイトルのアルバムを全国の大きい店舗・・・たとえば、タワーレコードさんとかに置いていいただいてます。でも、だんだん在庫がなくなってきているので、itunesのほうが誰でも手に入るのでおすすめです。笑
今後はまだCDの予定はないんですけど、新しい曲は出てきたので、「録音してみよっか」って話はしています。何らかの形では、表に出したいと思っています。


――今後の活動についてお願いします。
初めて野外フェスに参加することになりました。その野外フェスは初めて3人でアコースティックバージョンというか、ドラムとかがないところなので私は歌だけですし、ていうセットでやるので自分たちでもどうなるか楽しみにしています。最近発表されたのですが、共演者もすごい人達なので、是非チェックしてください!
あと、今まで、東京以外でもライブがしたいって思っていたんですが、念願の都外ライブが、京都と福島で決まりました。自分たちで大きな一歩を踏み出せたと思っています。
初めて聴く方が多いと思うので、向こうの人達に受け入れてもらえるかですね。


――今後の目標は?

自分達の中でやっとまとまってきたというか、芯が固まってきたというか。せっかく自分達のことが自分達でハッキリしてきたので、それを曲げずにいけたらいいなと。それで、音楽を届けれたらいいなと思います。


――最後になりますが、このコ:Laboのテーマのひとつ「表現」についてお聞きします。PawPawにとっての表現とはどのようなことですか?

個人的な話をすると、私は音楽を通してでしか表現ができないというか。自分で一番生き生きしていると思います、音楽をしている時が。
自分がやってる曲をそのまま伝える。「これがPawPawです」って言えるような。自分たちで、自分たちの曲が楽しいっていうのもあるし、それをみんなに知ってほしいというのもあるし、、、音楽で表現をするのは音楽が好きだからだと思います。
流行りに乗ろうとはまったく思っていなくて、評価されなくても、自分たちが楽しいと思える音楽をやり続けたいですね。気に入られようと思って音楽をするのは嫌ですね。
後は、どんな音楽をやってるのって聞かれたときに、何って言っていいのかわからなくて、よく困るんですよ。でもそれがいいことなのかなって思います。他のバンドに似てるとかってことがあまりないですね。似てるものがないので、特殊というか、そこがいいと思っています。






写真:市川智也

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